食べたものが出ていくまで


昨日の夕飯、何を食べましたか?
その「食べたもの」がどうやってからだの外に出ていくか、考えてみたことはありますか?

ステーキを食べたと仮定しましょうか。
脂肪が気になりますね。おなか周りの脂肪になったり、血液の中で中性脂肪になったりします。
栄養分は血液に乗って、必要なところへ運ばれていきます。
そして様々な臓器の中で分解されていくのです。
最終形態はどうなるのかというと、水と二酸化炭素。吐く息と水気になるんですね。
食べたステーキが自分の息となって出ていく…想像がつくようなつかないような感じでしょうか。

もちろん、食べかすとして出ていくものもあります。これは、便として排出されます。
ところで、便の中で何割くらいが食べ物に由来していると思いますか?
正解は、たったの10%ほどなんです。
便はどんなものでできてるの?
便にいちばん多く含まれているのは、水分。
他には、新陳代謝で剥がれた腸壁の細胞、そして腸内細菌と体外に出すべき毒素。
そして、ほんのちょっとの食べかすが入っている、というわけです。
つまり、「最近あまり食べていないからお通じがない」というのは、間違いです。

臓器が正しく動けるように。また、便を薬などに頼らずとも出せるように。
日々の食事でいろいろな栄養素をバランスよく摂る必要があります。
そして腸活で性質の良い便を作る力、便を出口まで運ぶ力を保ってください。
あなたは、あなたが食べたもので、作られているのですから。
食事の大切さ、しっかりと感じてくださいね。

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