日常の診察の際、ボクは必ず患者さんのおなかを触ります。
すると、こんなことに気づきます。
おなかの表面温度が冷たい場所があるのです。
場所としては、横行結腸やS状結腸のあるあたりに注意します。
ここが冷たいと、恐らく、この部分に便が溜まっていると考えられます。
便が残っていると、腸内環境が悪化します。すると、冷えるのです。
調理用の器具で、実際に表面温度を測ってみたことがありました。
横行結腸の部分が、低い例で24~30度、S状結腸では26~31度でした。
体温よりも低いのは、数字を見れば明らかですね。触っても全然違います。
ご自身でも、触って確かめてみるといいかもしれません。
腸内環境を知る手がかりとして、触診は欠かせません。