本当に『胃腸の病気』?


最近、話題の「機能性胃腸症」。
胃が悪いけど胃カメラをしても異常なし、のときに 胃腸科が喜んで?つける診断です。
でも、ボクはこの病気の概念に大いに疑問を抱いてます。

もしかしたら、これは医師側に問題があるせいで生まれた病名ではないかと思うのです。
『詳細な問診を想像力豊かに行って、緻密に診察して診断をする』
このような当たり前のプロセスが成されてない気がするんですよね、特に最近。

ある症状を聞いて、「あ、あれだ」と短絡的に思いつく病名がある。
だから、それからはその診断基準を頭においた問診や診察しかやらない。
当然、処方もその路線に沿ったものになる…。
患者さんも「そういう病気があるんですね」とナットクさせられて、薬を飲んでみる。
しばらくしても、やっぱり治らない。
ボクの分野でいうと、「機能性胃腸症」となります。

「胃腸科で治らない胃痛」が増えたのは医療側の診断障害のせいではないでしょうか。
それを受けて、この疾患概念ができたように思えてくるのです。
まず、胃痛かどうか、ってところが問題。
「胃が痛い」と言ってるのは、医療知識がごくわずかの患者さん…言い換えれば素人サイドの発言。
それを玄人である医師が、吟味することなく乗っかって作った病気。
そんな気がする、今日この頃です。

胃腸科医師の頭の中1

胃腸科医師の頭の中2

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