胃と風邪薬


風邪を引いたので薬を飲む。するとどうも胃の調子が悪い。
…こんなことから「風邪薬を飲むと胃が荒れる」と思われるようです。

例えば、熱を下げる薬の中で、非常に強い作用のものがあります。
それを1日3回きっちり飲むと、胃の粘膜をやられてしまう方もいます。
こういう場合は、胃の薬が必要です。

ところが、本当の悪者になっているのは抗生物質。
抗生物質は風邪症状の8-9割には要らないのに、処方されて出されてしまいます。
ブログでもよく話題にしますが、抗生物質で腸内細菌たちがやられます。
これによっておなかが悪くなりますが、大腸はおなかの下に位置しているとは限らないんですね。
横行結腸はちょうど胃と同じくらいの場所。
そこにトラブルが起こりやすいので、「胃が悪くなった」と勘違いしてしまうことが多いです。
「風邪薬を飲むと胃が荒れる」…これが正しいのは10-20%程度。
ほとんどは腸がやられていると思ってください。

病院の血液検査で、30秒ほどあれば、抗生物質が要るかの判断ができます。
本当はそれをしっかりやるべきだと思います。
ですが、患者さんも多く、医師もとても忙しいことを考えると、なんとも言えません。
薬のお話

次世代腸活サプリメント「ベリラクト」の紹介・ご購入はこちら

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です