腸のサインを受け取ろう


大腸カメラを使った検査、受けたことはありますか?
なかなかきっかけがないと受けない、というのが本音ですよね。
大腸カメラ

私のクリニックでは、風邪がいつまでも治らないのをきっかけに、大腸カメラをすることもあります。
その結果、初期の大腸がんが見つかることも、実際にあるのです。
風邪だと思っていたそれは、大腸がんの初期症状だった、というわけです。
いつもより風邪の治りが遅い。腸がその人に出したサインだととらえることもできるでしょう。

もう1つ、腸からのわかりやすいサインは、便。
色や硬さなどを必ず見るようにしていれば、変化を見逃すことはありません。
なんだか色がいつもと違う。最近の便は硬いことが多い。
そんなことを感じたら、腸内環境があまりよくないというサインです。

健康診断の検便の結果が『要検査』だった…これも大きなサインですね。
便に潜血が見られることから、『要検査』となることが大半です。
ただ便を見ているだけでは気づきません。
これがきっかけで大腸カメラを初めて受けるという人も多いのではないでしょうか。

せっかく出ているサインです。見逃さずにキャッチしてください。
それから、見て見ぬフリもいけませんよ。
特に初めて大腸カメラを受けるとなると、怖さも伴うかもしれませんが、大丈夫。
放置しておいて、後から大変なことになる方が、よっぽど怖いことですよ!

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