5月・6月あたりは、会社から健康診断を受けるように言われる方が多いですね。
「検診があるから、痩せなくちゃ、ダイエットしなくちゃ」
日程が近くなるとこんな風に思っていませんか?
健康診断というのは、別に「いい結果を出して競うもの」ではありません。
なので、このためにからだを整えるのはちょっと違います。
体重測定や、メタボの判断のために腹囲を図るのがイヤ…心当たり、ありますか?
普段から生活のリズムや質を整えておけば、恐れる必要はないですよ。
健診結果で『異常なし』となれば、ほっとすることでしょう。
ただし、私はこう考えます。
「検査日までは大丈夫。でも、その翌日からはどうなるかは、今はわかりません」
これは健康診断に限った話ではありません。ほかの検査でも同じこと。
検査の数値が示すのは、当然のことながら、『検査をしたその瞬間まで』の状態です。
本当ならば、この先どうしていくべきなのかのアドバイスをするべきなんですよね。
また、個々の数値は正常範囲でも、「○○と△△の差がいくつだから…」という見方も可能。
健康診断の結果が書かれた用紙には、からだについての情報がたくさん載っています。
1つ1つだけではなく、総合的に見てどうなのかというのも考えたいところです。
もし詳しいアドバイスをご希望でしたら、ぜひ私のクリニックへ結果を持ってお越しください。
普段から健康への自助努力をしていれば、健康診断は何も怖くないはず。
もし心配事が見つかれば、それを解消していけばいいのです。
くれぐれも「体重が減った!」「メタボじゃなかった!」だけでホッとしないようにしてくださいね。