普段、どんなふうに呼吸していますか?
…と聞かれても、特段、意識せずに息をしているはずですので、わからないですよね。
では、正しい呼吸ってご存知ですか?
…これは知識の問題。知っていて損はありません。
『鼻で吐いて鼻で吸う』…これが正しい呼吸!
文字で見てみましょう。
呼吸の「呼」=「息を吐く」
呼吸の「吸」=「息を吸う」
だったら、最初に「吐く」! 息というものは、吸わなくてもいくらだって吐けます。
肺の中には、「機能的残気量」が2500mlもあります。
これはすべて、吸わなくても利用できる空気。
そのうち1000mlは吸わなくても即、吐ける量です。
まず、これらをきれいにクリアするのが、正しい呼吸なんですね。
ここで、深呼吸を1つして、この先を読んでください。
今、口を開けて、胸を拡げて大きく吸いましたか?
それ、間違いです。
姿勢を正して、腹筋を利用して、これ以上は吐けなくなるまで、息を吐きましょう。
吐いて、吐いて、吐きまくったら、じっとそのままできる範囲で我慢。
それから、フッと腹筋を緩めれば、新鮮な空気が入ってくるはず。
これが「正しい深呼吸」です。