「WHO(世界保健機構)が、インフルエンザワクチンは無効なので奨励しないと発表」
2014年、こんな誤った記事が一気にネットを駆け巡りました。
目にした方も多かったのではないでしょうか。
予防接種は意味がないなんて!他の人にも知らせなければ!と思った方もいたことでしょう。
ところが実際のWHOが出したインフルエンザの声明はまったく正反対です。
WHOのインフルエンザに関するホームページでは特集があります。
「Global Action Plan for Influenza Vaccines (GAP)」(英文サイトです)
このキャンペーンにおいてWHOは、以下の3つの柱を掲げ、ワクチン接種を推奨しています。
1) Increase in seasonal vaccine use(季節ごとのワクチン接種を増やす)
2) Increase in vaccine production capacity(ワクチン生産態勢を増やす)
3) Research and development(研究と開発の推進)
心ある大学教授の指摘に従い、発信元は既にこの誤った記事を削除しています。
どうか皆様方も、誤った記事に惑わされないよう、お願いします。