以前の投稿でも使った単語、『不顕性感染』。
インフルエンザを題材に、もう少し詳しくお話してみましょう。
「ちょっと風邪ひいたかな?たいしたことない、インフルとは違うやろ、この程度じゃ」
実はインフルエンザに感染してるという人の中にも、このように思う方が多いんです。
風邪の原因にウイルスは様々。インフルエンザはその中のひとつ。
しかし、インフルエンザに感染したのに、症状がはっきり出なかった…そのような可能性もあります。
これを『不顕性感染』と言います。
このような方々は、知らないうちに、どんどんとウイルスを周囲にまき散らしてしまいます。
ここで登場するのが、ワクチン。
社会全体で不顕性感染を減らし、生活に支障を来した結果で起こる社会活動の低下や経済的損失を減らす。
それが、ワクチンの目的なんですね。
いうならば社会保険や国民年金みたいな「相互扶助」のようなもんです。
「自分は病気にならないから保険には入らない。
だって支払った保険料より、病気になっても自費診療で払ったほうが安いもん!」
こんな考えの人が増えれば、保険や年金というシステムが成立しなくなるのに似ています。
それにしても、学校の先生でワクチンをされない方が意外と多いのにびっくり!
それはプロ意識の欠如では?と、ボクは考えてしまいます。