セミナーでは『ブリストルスケール』のお話もしました。
このブログでも取り上げたことがあったかもしれません。
1997年に英国のブリストル大学で開発された、便の世界的な基準。
それがこの『ブリストルスケール』です。
いちばん『理想的な便』とされているのは4です。
番号が若くなるにつれ、便中の水分が少なくなり、反対に大きな番号は、水分が増えていきます。
水分の割合はどれくらいかというと、1が60%ほど、4で70-80%、7で95%ほど。
1が一番、水分が少ないのですが、それでも、便の中の水分の割合は60%もあります。
風邪を引いたり、体調が悪くなったりして、食欲が減り、食べる量も減ると、
「最近、食べてないから出ないんですよね」と言いたくなる気持ちはよくわかります。
ですがこのように、便に含まれる水の割合はとても大きいもの。
他にも便には、剥がれた腸壁や、腸内細菌が入っています。
食物由来のものは、便の中では1割ほど。だから本当は、「食べてなくても出すものはある」んです。