便、出しきってますか?


ブリストル…ロンドンの西170kmにある港湾都市。
そこのブリストル大学で1997年に考案されたのが、ブリストルスケールです。
最初は看護学の分野において、便性状を現すのに使われたそうです。
ブリストルスケール

診察のときには、まず、1日の便回数を聞きます。
ほとんどの方が「1回はあるけど…2回のときも」と答えられます。
なので「それでは1週間で何回ですか?」とも尋ねることにしています。
すると、「出ない日もあったりするしね」なんて意外なコトバをいただくことも。
でもお通じの具合って、回数だけではわからないんです。
だからブリストル・スケールは意味があるのです。

「お通じは毎日あるけどおなかがどうも…」と言って来られる方がほとんど。
毎日「出てはいる」んで便秘(まったく出ない、という解釈)ではないと思っていらっしゃるんですね。
でも、よく考えてみてください。
10出て欲しい便が6しか出ない日が続いたら、当然、積み残し「在庫」過剰になりますよね。
それが腹部不快の原因になることが多いんです。
世界中で重宝されている過敏性腸症候群の診断基準に、「Rome III(ローマスリー)診断基準」があります。
それをみると【排便回数の異常は1週間に3回以下・1日に3回以上】とあるんですね。
ボク?…はい、1日に4回は行きますよ。いつも出たものをホレボレ見てます。
…3回以上なら異常なんですかね?…それは極端としても「回数で便は語れない」というのが持論です。
同じ1回でもスッキリするのと、残便感のあるのとでは大違い。
ブリストル・スケールでいうところの5や6のような、形にならない便は1回にカウントできないはず。

ボクのが患者さんによくする例え話を紹介しましょう。
===============
バナナみたいないいウンチがあるとしますね。
(と言いながら、両手の親指と人差し指同士をくっつけてバナナのカタチを作る)
この半分を水に溶かしたら、けっこうな量の下痢が出来ますよねぇ。
(くっつけた親指と人差し指を離してバナナを半分にするイメージ)
もし、それが全部出たとしても(離した左手を隠しながら)、まだ半分の便が出きってない、んですよ。
(右手の人差し指と親指で残り半分のバナナがあるイメージ)
だから下痢をたくさんしたから、と言って全部、便が出きったわけじゃないんです。
===============
イメージ、つきますか?
うーん、イマイチ…という方は、ぜひ、サプリトラストのセミナーへいらしてください。
ボクが直接、あなたの目の前でこの話をさせていただきますよ。

次世代腸活サプリメント「ベリラクト」の紹介・ご購入はこちら

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です