子宮の中で無菌だった赤ちゃんは、
産道を通るときに初めて菌をもらう、というお話をしました。
では、自然分娩ではなく、帝王切開で生まれた赤ちゃんは、
どこで最初に菌をもらうのでしょうか…?
帝王切開の場合、無菌操作でそのまま無菌ボックスで育てれば、
ずっと無菌状態でいられます。
しかし、それを続けるには、手を介する人、口に入るものなど、
ありとあらゆるもの全てが無菌でなければいけません。
今の社会で、こんなことは到底、難しいでしょう。
産道を通ることのない帝王切開ですと、
生まれて、母親の手に渡される段階で
いろんな菌が入るところがスタートです。
そして、初めての授乳を行うタイミングで、
母親の乳輪周りにある、
乳酸菌を代表とするたくさんの菌が入ってきます。
世の中はウイルスや細菌だらけなんです。
無菌状態でいるのはほぼ不可能です。
だからこそ免疫力を上げることが重要なんですね。
それに欠かせないのが、
免疫力の70%を決める腸管…腸内環境の整備です。
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