『善玉菌の優勢な、良い腸内環境を作りましょう』
ボクがいつもお話することです。
「じゃあ、悪玉菌がゼロに近づくほうがいいのかな」
…そう思われがちですが、そういう意味ではないのです。
『悪』という漢字が
名前に入っているせいで、
害だと思われてしまう悪玉菌。
しかし、これがないと、
人間は生きていけないのです。
有害物質を作るいっぽうで、
ビタミンを分解したり、
免疫機能を高めたり、
いいこともしてくれます。
もう1つ、『悪』の話。
『悪玉コレステロール』。
数値が気になる方、多いのでは?
確かに高すぎるのは問題。
動脈硬化の元になってしまうので、
悪いと思われているんです。
しかしこれも欠かせない役割が。
細胞の膜やホルモンの材料に
きちんとなってくれるんです。
からだの隅々へ必要なものを運ぶ役目も持っています。
ですので、数値が少なければ少ないほどいいというわけではありません。
人の世界と似ていますね。
悪いイメージはどんどんと一人歩きし、大きくなっていく。
腸内細菌についても、
善と悪、どちらか強いほうに日和見菌が靡いていく。
だから『善玉菌』と名付けられたものを育てましょう、ということなのです。
悪い面もあれば、いい面もある…あなたも、そうでしょう?