『健康診断』の意義


健康診断、受けてますか?
働いている方は、会社で年に1回、ありますよね。
現在、働いてない方でも、お住まいの市区町村で受診できる仕組みがあると思います。
それとは別に、人間ドックを受けるという方もいらっしゃるでしょうか。

皆さん、どうでしょう。結果を見て一喜一憂?
詳しい検査を受けましょう、医師に相談しましょう、そんな言葉を見てずーんと落ち込む方も…?
ボクは思うんです。健診というのは、過去の総ざらいだ、と。
将来どうなるかというところがあまり見えないんですね。
きちんと見れば、そのヒントは隠されているのに。

確かに早期発見はできます。意味があると思います。
早期の胃癌や大腸癌などがカメラ検査で見つかっても、
すぐに取り除いてしまえば、生存率も100%に近い数字が出ています。
しかし、これもあくまで現状を把握し、処置しただけ。

健診結果で栄養指導を…というのももちろん、あります。
でもこれも、管理栄養士さんにお任せで、医師はほとんど何もしません。
栄養士も何をするかというと、厚労省のガイドラインに沿った指導だけなんですね。
○品目摂りましょう、カロリーはこれくらいが適切です、と全員に同じ指導をするだけなんです。
個々の状態に合わせたものではありません。

健康診断の結果、こうでした。では、病気にならないために、今からこうしていきましょう。
…そういう指導も必要なのではないかと考えています。
個々の病気のメカニズムを考慮する。
そそてそれぞれに合わせた独自の栄養指導で、将来、待ち受けているかもしれない病気を防ぐ。
『これから先、病気にならないための健康診断』…あったらいいですよね。

ですが! 受けないよりは受ける方がいいです。受けてください。
忙しさなどを理由に受けないと現状の把握すらできません。
そして受けるときには、内視鏡検査をぜひ、一緒に。
「あのとき検査しておけば…」
そんな後悔はしないようにしてくださいね。

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