胃腸科での問診のコツ


食欲の質問は万国共通です。「腹が減った」は誰でもわかります。
でも「お通じは普通」はみんなに共通のことではありません。
それなのに、診療の場では下のような会話が繰り広げられます。
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トイレというプライベート空間での出来事は、他人と比較できません。
それなのに、答えは、「普通」…。

ですから、医師の腕のみせどころはこの問診!!
「回数は? 出る前に痛む? 出た後は毎回すっきり?(これが最も大切)」
…など、突き詰めた問診をするかどうか、なんです。
でも、皆さん、どうでしょう。ほとんどされたことはないのではないでしょうか…?
それから丁寧にお腹を触診する。舌を表裏ともじっくり見る。脈を診る。
そんなこんなから得た情報をトータルして考えてようやくわかるのが、お腹の情報なんです。
でも、胃腸科でしげしげとお腹を触られたことがありますか?
ひどいところ(失礼)になると、「胃や腸はカメラを入れると100%わかりますから」と触診をしません。
しても、おざなりなところが多いのでは?

胃は正直です。悪くなると食欲がなくなる。
でも、腸はわからない。腸がモノを言う前に、脳が騙します。
例えば、今、食事が終わっておなかいっぱいだなぁ(胃腸の言葉)って思っているとしましょう。
目の前に美味しそうなスイーツがやってきました。…別腹という言葉が頭に浮かびませんか?
「別腹があるって聞いたけど、ほんとだなぁ!」と 胃腸を騙して脳が食べさせる。
その結果が続くとどうなるかはご存じの通りです。

胃腸科のお仕事…突っ込む質問と丁寧におなかを触る診察。
これに尽きる、と思います。

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