胃腸病の治療は「必ず下から上へ」


一般の方にとって「胃」というのは
理科の時間に習った解剖の絵から想像したあたり…「ここらへん」にあるもの。
若い人は「胃ら辺(いらへん)」とか言いますよね。
んで、医者は一般の方が胃が悪いというのを聞いて
「上部消化管症状」と表現する。
でも、「胃らヘン」は本当に「上部消化管」なんでしょうか?

胸焼けがするときはさすがに上部消化管、で間違いないと思います。blog1
こういう症状、逆流性食道炎なんですが、
この15年で爆発的に増えています。

「食べ物の立場になる」と消化器がわかる、
というのをモットーにやってきました。
口から食べてお尻から出す、という原則は
ずっと変わりません。
どこか詰まったらその上流に影響が出るはず。
単純なハナシです。
現に逆流性食道炎に
便秘が伴っていることがわかっています。
便秘の自覚がある人だけが拾い上げられてますが、
自覚がない方も多いはずですので、
実際はもっと多いでしょうね。
調理時に油・脂を使用した小麦粉製品が増加し、
葉野菜が減った(最近、高いですしね)食生活の機会が、
開業した1994年くらいより前と比べて激増しているのも原因のひとつではないでしょうか?

ボクのカルテに【Flour ↑ Vege ↓ Dairy ↑】の記載が増えてきたのもこの15年くらいのことです。
Flourとは小麦粉、発音はフラワーですから花のFlowerと一緒。
Vegeは野菜のVegetable、
Dairyは乳製品でデァリィと発音します。
そういえばスーパーマーケットに行くとDairyのかわりにDailyと記載してある店が増えました。
ま、毎日、届く製品なのでDailyでもいいけど、典型的な誤用例ですね。

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