スマホのゲーム『ポケモンGO』の波がとうとう日本にもやってきました。
この週末、遊んでみた方も多いことでしょう。
さて、まだこの記事はゲームが日本で配信されていないときのものですが…。
『ポケモンGOがうつ患者を世界中で癒やしている理由』
精神疾患の患者たちがゲームのおかげで外に出るようになり、ポジティブになったというようなお話です。
この記事の内容に不足しているのが、食事の話です。
うつ病の治療には、抗うつ剤より食生活の改善が効果的なことが多い…こんな研究結果も知られてきています。
食事となると、腸内細菌が作り出す腸脳関連が大切です(なんでもかんでも腸、になっちゃいますね)。
腸と脳を結ぶのは、もっとも長い迷走神経。
腸内細菌の数が、迷走神経に沿った細胞の刺激や機能に直接影響を与えることもわかっています。
また、腸内細菌が作り出す化学信号は迷走神経を通じて脳に伝わっています。
記事にある写真はかなり肥満体質な若者。
このあたりを改善したくなるような『ポケモンGO 2』ができるといいですね。
ポケモンGOを手に、街をあちこち「さまよい」歩くとセロトニンが出て、うつによい影響を与える。
さまよい歩く者=「放浪者」。英単語にすると「vagabond」となります。
「迷走神経」の英訳は「vagus nerve」…もちろん、ここから来ています。
そういえば「天才バカボン」はいつも動いてますし、うつとは無縁ですね。
適度な運動は腸活の一種。
社会的ルールをきちんと守れば、ポケモン探しのウォーキングもいいと思います。