ヒト・食べ物・腸内細菌いろいろ:2


前回、住んでいる地方によって、
食べ物の違いで腸内細菌叢が変化してきたというお話をしました。
これは、地方別、というわけではなく、
時間軸で見ても、変わってきていると思います。

同じ日本人でも、イベント告知
明治時代に生きていた方々と
平成の時代に生まれた方々では、
たぶん、腸内細菌叢が
異なっているのではないかな、と
感じます。

例えば、陸軍にいた方々。
兵士の食糧についての規定は、
昭和6年ごろ、ほぼ確定し、
その後13年に改訂されます。
米麦870g、野菜類600g、
肉150gを基準として、
他に甘味120g、たばこ20本、
日本酒換算400gというものも。
米麦870gって、想像つきますか?
今で言うと5合弱にもなるんです。
これだけ食べなさいと言われたら…
どうでしょう? 食べきる自信はありますか?
頑張っても3合くらいで「もう無理!」じゃないでしょうか。
ですが、昔はこれくらい食べていたんですね。
だからといって、このころの日本人をイメージしてみても、『太っている』という言葉は出てこないと思います。
このあたりも、腸内細菌叢の仕業ではないかとボクはにらんでいますが…どうでしょう。

もしかしたら日本人というのは、
明治から昭和初めのあたりまで、
穀物を食べてタンパク合成をする腸内細菌叢だったのではないかと思うのです。
前回お話した、パプアニューギニアの人々が、
主に食べるのが芋類なのにあの体つきになれる例と似ています。
軍人さんたちの基礎体力はかなりのものだったようですし、
もっと遡って、戦国時代の侍たちも、きっと筋骨たくましかったことでしょう。

現代では若者が、我々からすると「…!?」と思うような食べ合わせで、
食事をしているなんていう話も耳にします。
腸内細菌叢は、今度はそれに合うように、
急いで方向転換しているのかもしれないなぁ…などと思ったり。
この柔軟性の高さといったら! 見習いたいくらいですね。

ヒトは、絶えず変化し続けている。
ボクはそんな風に思っています。

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