腸内フローラの『棲み家』


「腸内フローラ」…近年話題になっているおかげで、一般の方にも理解してもらえるようになりました。
この言葉を理解されにくかった2010年頃と比べて隔世の感があります。
とはいえ、現時点でも、クローズアップされるのが「腸内フローラ」だけ。
この点は少し残念に思います。もう少しその棲み家についても取り上げてもらえたら、と。

腸内フローラ…腸内細菌叢。
細菌が多数集まっている様子がお花畑のように思えることから呼ばれています。
では、腸内細菌が棲みついているのはどこでしょう?
…そうです。言うまでもなく、腸です。
この「腸内細菌の棲み家としての大腸の形態」が取り上げられることは、ほとんどありません。

例えば、お通じに悩む患者さんがいたとしましょう。
排便調節の不具合の背景には、横行結腸が骨盤レベルまで下がる「横行結腸下垂」があります。
このせいでまだ「からだの中に便が残っている」という自覚が薄くなってしまいます。
そしてそれが、「腸内フローラの乱れ」を生じさせるのです。
これは同時にお腹の張りや胃の不快感など、「上腹部症状」の原因となります。
解消しようとオイシャサンに診てもらい、胃カメラ検査をしても「異常なし」。
そして「機能性胃腸症」の診断を受けることになります。
ですが横行結腸下垂があれば、お通じの問題と合わせて解決しない限り、改善しないんです。

大腸のことを知る…これも、腸活のメニューの1つに加えていいと思いますよ。
大腸自体のことも知ってくださいね

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