触診の大切さ


おなかの調子が悪くて胃腸科を受診した経験がある皆さんへ。
しつこいくらい食事のことを質問されましたか?
舌と、おなかと、脈…ちゃんと診察してくれましたか?
話したいことも聞かれないままに「まずはカメラで診てみましょう」と言われませんでしたか?

例えば、『便秘症』。
日本内科学会の判断基準は、「3日以上排便が無い状態、または毎日排便があっても残便感がある状態」です。
しかし、日本消化器病学会はまた違うのです。
「排便が数日に1回程度に減少し、排便間隔が不規則で便の水分含有量が低下している状態を指す」。
…お気付きでしょうか。
医師ならではであるはずの触診や視診の基準が、実は、ないんです。

要するに今の医学でいくと、患者さんに触るのがイヤなんです。
だけど、カメラやレントゲンなどを使った検査は好き。情けないですよね。
もっと言うと、あなたの大腸や胃、肝臓や心臓、肺などの「部品」は大好き。
でも「あなた」には興味はない。

便は回数では判断できません。良好な腸内環境であれば、必ず排便は1日1回以上あります。
それも『排便後の爽快感』を伴わなければダメ!!
おなかを触って便の塊がふれる、冷たい部分がある、押さえた部分がグジュっとなった…。
医師の立場からすれば、これらの所見があればおかしいと思え!…なんです。

最初に挙げた質問を見て、受診したときのことを思い浮かべて首をひねった、あなた。
あまり言いたくはありませんが、医療機関を変えたほうがいい、かも、しれません。

151029

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